A Kingdom for Keflings

小人の街作りを手伝うゲームです。
このゲームには戦闘はありません。
オンラインプレイでは対戦ではなく、誰かの街作りを手伝う事になります。
Xboxのプロフィールで作成したアバター(自分の分身キャラ)を
ゲームに登場させて自分のキャラとしても操作できます。

木材や石などの資源を集めて建物を建てて、生産性を向上させ、
小人達がたくさん住めるような楽しい街を作りましょう!
なんてメルヘン! なんて革新的!(別のゲーム)

先ほど、このゲームには戦闘はないと書きました。
しかしながら日本語版では実は戦闘があります。それも強敵です。
その名は「プログレッシブ和訳」
このせいでこのゲームは日本語版で完全に別ゲーとなりました。

さて、まずはチュートリアルを始めましょう。
すると最初のメッセージが表示されます。

「分らなくなった場合、次に何をするかのために左トリガー(LT)を押します!
 これらのKeflingsは王国を作るためにあなたの助けが必要です!
 あなたを助けるためには何でもします!」

いきなり2行目と3行目で正反対の事を言われましたが、
まあ言いたい事は分からなくもないです。

するといきなり、下のような指示が出ます。

「Basic WorkshopにCOMPONENT - Platformを建ててください。」

急に難易度が上がりました。
画面内には建物がすでに1つあります。
これは「基本的なワークショップ」という建物です。
要するにBasic Workshopなわけですが、ゲーム中での表現は統一されていません。
そしてこの「基本的なワークショップ」に何かを建てるような指示に見えますが、
実際は「基本的なワークショップ」で建物の部品の1つであるPlatformを作成し、
それを使って別の建物を建てろという事です。
そんな事分かるかと思われるかもしれませんが、
チュートリアルですのでぜひ理解してください。
本番はこんなもんではありません。

本番では数多くの建物や市長から依頼を受ける追求(クエストと読みます)や、
隠しアイテムなど、様々な要素がプログレッシブ和訳であなたを待っています。

例えば建物の説明でもこんな感じです。

薬局……「ケア」を「薬局に入れる」
石切り屋……rockをrockに変換する。
教会……尖塔?チェック人々?チェックそう、教会だ。
ダンジョン……大がかりな視聴者のアップグレード。
         市長が長官になれるように訓練する。
病院……本物の文明の印

分かりましたか? 分からない場合は実際に建ててみると良いでしょう。
例えば保育園を建てるとその名の通り、「呪われたリンゴの木」を生産できます。

しかし、個人的に最高のプログレッシブ和訳を体験できたのは
何と言っても「Workshopをダンジョンする」です。
「ダンジョンするとはどういう事かね? 何をするのかね?」と思われた方は
まだまだこのゲームに慣れていないと言えます。
これは建物の名前です。そう、「Workshopをダンジョンする」は名詞なのです。
「Workshopをダンジョンする」を建てるわけです。
「Workshopをダンジョンする」ではダンジョンを建築する為の部品を生産します。
Keflingsをプレイした方は大抵この建物の名前に惹かれると思います。
むしろこの建物を建てるのがこのゲームの目的と言っても過言ではないでしょう。

とにかく、このゲームをプレイしてる間は「次にどんな言霊が飛び出すのか?」
と期待しまくっていました。
このゲームを超えるプログレッシブ和訳を私は知りません。
もしあれば教えてもらえると非常に喜びます。

ゲームオーバーもなく、のどかな音楽でイカレたメッセージを楽しむゲームです。
オリジナルの開発者からすれば本意ではないかもしれませんが、
というか本意でないのは分かっていますが、
プログレッシブなのはもうどうしようもないのでそこも楽しみましょう。

「Workshopをダンジョンする」はぜひ日常生活でも使っていきたいものです。

例:
こんな良い天気の日は外で思いきりWorkshopをダンジョンする。

 

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