46億年物語 |
私が小学生の頃か中学生の頃だか忘れましたが、 いつも読んでるPC雑誌「ベーマガ」に PC-98用で46億年物語というゲームの広告がありまして、 それが私の子供心をアレしました。 アレというかなんか気になったのです。 タイトルからしてチャラいのです。 ちなみにベーマガを知らない人はウチのサイト見てるわけがないので その説明はしません。 で、その46億年物語がスーファミで出たのです。 私はそれをだいぶ後になってから知ったのでさっそくやってみたわけです。 ゲームの内容としては生物の進化と弱肉強食の世界を体験できるというものです。 言うなれば弱肉強食アクションゲームなのでございます。 ゲームはまず自分が魚の状態から始まります。魚類の時代です。 この時点で46億年の大半は過ぎ去ってる気がしますが気にしてはいけません。 で、何やればいいのかというと ひたすら他の魚やくらげやら海藻とかを食べまくるのです。 魚であれば反撃してきます。 とにかく噛み殺して食べるのです。 食べるとなんかポイントが貯まります。経験値みたいなもんです。 これを使って体のいろいろな部分を進化することができるのです。 例えば顎を進化させて攻撃力を上げたり、 背びれを進化させて速度を上げたりといった具合です。 そうやってパワーアップを重ね、先のステージへ進みまくって ボスをしばけば両生類へ進化し、両生類の時代へと進みます。 さらに爬虫類やら哺乳類やらに進化していきます。 このゲームの特徴というか素晴らしい所というかやばい所というか なんと言っていいのかよく分からんのですが、とことん弱肉強食なのです。 何か動いてるものがいたら食べられる前に食べる。 これしかないのです。 例えばステージの途中でヒントを教えてくれる友好的な生物もいます。 が、ヒントのメッセージを閉じた途端その生物とのバトルになります。 別に逃げてもいいのですが、先に進むとなると その生物にぶつかるとダメージ食らうため、殺すしかないのです。 弱肉強食というかただ血迷ってるだけにも見えますが、 これこそが弱肉強食の本質なのです。そうなんですか? あと素晴らしいのがキャラの表情です。 自分も敵もとってもラブリーなのです。 噛みつかれたときは「ひぎい!」って顔になりますし、 ダッシュしてそのまま壁にぶつかったときは 「ビヨヨヨヨーーン」という音がしてとても鬱な顔になります。 この鬱顔は必見です。 で、一応進化すると攻撃の方法が増えます。 最初は噛みつくことしかできなかったのが 足が生えることによってジャンプしてからの踏みつけ、 さらに足が進化すると後ろ足で蹴るなんてこともできます。 最終的には人類になることができるみたいですが、 私はなれませんでした。最後はサイの姿でした。サイのくせに肉食です。 ていうかなんであっても肉食しかありえません。 進化は体の部位別に行なえるため、 羊のツノを持ちながら鋭いキバで敵を噛み殺すという、 ファンタジックな行為を楽しめます。 さらにユニコーンみたいなねじれツノを装着することができ、 ますますなんかの実験に失敗した感じを出せます。 さらにゲーム後半では文明を持った鳥類が敵として現れます。 なんか塔みたいなところに入って槍とか持った鳥類と戦うわけです。 なんかワープ装置とか出てきます。 そのあとなんかエレベータとかを開発した猿が出てきます。 しかもラスボスはなんか巨大なアメーバみたいなもので 今までのボスがなんか全部出てきます。 このタイトルの46億年物語ってどこの46億年なんですか? まあラスボスだろうがなんだろうが全部後ろ足で蹴り殺せます。 敵がいたらまず後ろ向いて近寄ってきたら蹴りで終了です。 蹴られた敵はものすごい鬱な顔をします。 そんなわけでたっぷりと鬱な表情を楽しめたので私は満足でした。 エンディングの意味不明っぷりに怒ってはいけません。 シムアースだと思いましょう。 で、ネットで46億年物語で検索してみたらえらい事が。 なんと、SFCとPC-98はゲーム自体全然別物!? PC-98版はRPGですと!? ぎゃあ! |