ブラストドーザー

危なーい!
なんかやばい化学物質を載せたトレーラーが暴走しちゃったゾ!
この化学物質はちょっとした衝撃で大爆発してしまい、
周囲の物を全て吹き飛ばしてしまうのだよまあなんてこと!
じゃあどうすればいいの? 教えてよ!
ハハッ! 簡単だよ坊や! トレーラーは何かにぶつかると爆発するんだ。
じゃあぶつかる前に邪魔な物をこっちが先に壊しておけばいいってことだ!
ええーっ! でも家とかビルとか勝手に壊しちゃいけないよ!
構わんぞ坊や! なぜならトレーラーが近づいた時点で
周りの建物は化学物質に汚染されちゃってるんだ!
むしろ壊すことで喜ばれる。お金さえ貰えるんだ!
じゃあみんな壊しちゃえ☆

みたいな感じで以上一人言でしたが、ブラストドーザーは
ちょっとした衝撃で爆発を起こして全てを吹き飛ばしてしまう
化学物質を載せた暴走トレーラーが何かぶつかってしまわないように
トレーラーの進路にある物体を壊しまくるゲームです。

プレイヤーはブルドーザーやトラック、ミサイル車など、
様々な車両を使い分けて破壊活動にいそしみます。
思いっきりスピードをつけて建物にぶつかり破壊しまくるのは
快感でラリること間違いなしです。

ゲームには主に2つの目的があります。
1つ目はトレーラーの進路をきちんと確保すること。
もう1つは地域住民を救出し、汚染された地域を浄化することです。

最初の目的は迫り来るトレーラーの恐怖に怯えながら
必死に建物を破壊していく緊張感が味わえます。
やっべえもう目の前にトレーラー来てるよ!
でもこのビルが堅くて壊れねえ!
ぎゃあっ! やばい! 間に合わないーーーーーーーーーーーー!

あろ!

みたいな感じで要領良くやりましょう(失敗してるじゃねえか)。

トレーラーが無事に目的地までたどり着いても安心できません。
ここからは第2の目的が始まります。
トレーラーが通ったあとの地域は汚染されており、
建物は全て破壊せねばなりません。
また、何人かの人は建物に閉じ込められており、
救出するにはその建物を破壊する必要があります。
まあぶっちゃけていうと、建造物は全てぶっ壊さないと
完全クリアとはならないのです。

なんかトレーラーが爆発したときと何が違うのかよく分かりませんが、
そんなゲームなのです。

どちらにしろ建物破壊がメインとなりますので
破壊ゲーマーとしてはもうウハウハなゲームです。
しかし、難点がありまして、
それは難易度が異様に高いってことなんです。

例えば建物を効率よく破壊しようと思ったら、
かなり熟練したスティックさばきが必要になります。
ゲーム中ではそういった神技的な
スティックさばきを必須とする面が多々あります。
途中から破壊ゲームというより、精神集中力養成ゲームかと思えるほど
研ぎ澄まされた精神が必要になります。
ミスは許されないのです。

しかも、細い抜け穴とかを見つけてくぐり抜けたり、
船で乗り物を輸送したり、パズル的な要素が後半非常に強いです。

ですので、最初は破壊ゲームのつもりでプレイしていると、
後半は「あれ? 自分はいつから頭脳ゲームやってるんだろう?」
と疑問を抱き始める場面もいくつか出てくるでしょう。

というわけで、このゲームはひたすら破壊するように見せかけて
実は激ムズアクションパズルだったりするので
全クリアするならかなりの覚悟が必要です。

でも建物を破壊しまくる爽快感はやはりたまんねえなあ!
高層ビル、石油タンク、とにかく人工物は全て破壊。
ていうか、それだけ丈夫なプレイヤーの機体なら
トレーラーの爆発なんぞどうってことないような気がしますが、
なんといってもこれは洋ゲーですからなあ!

 

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