MS コンバットフライトシミュレータ2

マイクロソフトのフライトシミュレータは
リアルさにかけては群を抜く出来です。
何よりグラフィックが美しい。
見てるだけでうっとりするくらい凝ってます。
といっても私はフライトシミュレータはあまり好きではありません。
私は飛行機を飛ばすこと自体を好きなのではなく、
飛んでる飛行機を撃ち落とすのが好きなのです。

そこで今回取り上げますのがコンバットフライトシミュレータ2。
前作のヨーロッバ戦線から舞台を移し、
太平洋での日本軍とアメリカ軍との空の死闘を描いています。

レシプロ機でのドッグファイトは私は大好きで、
後ろの取り合いに漢のドラマを感じます。鼻血止まりません。
見越し射撃で敵を撃墜!
黒煙を吹き散らしながら墜落していく敵機。
俺は空の王者だ!
と、早くもラリってまずが、お気にせずに。

このゲームの素晴らしいところは編隊空戦に重きを置いているところです。
プレイヤーは小隊長となり、列機を率います。
そして敵を見つけたら命令を下すのです。

「あいつを撃ち落とせ!」
「散開しろ!」
「逃がすな!」

命令を受けた列機は直ちに行動を起こします。
そして敵機を撃墜した味方は経験を積み、ベテランとなっていくのです。
ですから、小隊長のプレイヤーとしては、自分勝手に戦うのではなく、
ヒヨッコの新米パイロットを守ったり、僚機と連携して敵を挟み撃ちにしたり、
状況に応じて最善なやり方を選ばねばなりません。

まあこんな風に萌え要素たっぷりなこのゲームですが、不満点もあります。
一番アレなのが相変わらずAIがアホってことです。
味方同士でしょっちゅう空中衝突するのはヘコみます。
あと、任務終了したのにいつまでも敵艦のそばを
うろうろ飛びまわり、対空砲火で撃墜される味方にはうんざりします。
しかも、味方の生存がゲームクリアの条件だったりすると、
怒り倍増となり、お前らちょっとそこに整列しろ!

とにかく、AIはもうちょっと周りを見れ。
しつけがなっとらん。
分かったらさっさと帰れ。宿題もちゃんとやっとけよ。

他にもミッションの目的が確認しづらいとか、
日本軍は最後まで九九艦爆とか、九七艦攻っていうのはあんまりです。
もう敵戦闘機に落とされまくり。
まあでもAIはなんとかしてください。それだけに切に願います。

さて、ゲイツゲームのもう一つの特色と言えば、
高機能なゲームエディットです。
このゲームでもかなり自由にシナリオが作れます。
マップの選択、味方の編成、敵の編成、
地上車両や艦船の配置、ミッションの勝利条件、
イベントの作成など、よりどりみどりです。

やろうと思えば、
「マリアナ沖でアメリカ軍の艦船を全て撃沈せよ。
 こちらの兵力は零戦1機のみだ。
 機関砲だけで全て沈めるのだ。」
という、自殺そのものなミッションも作成できます。

まあ、正規空母1隻や駆逐艦5隻くらいなら、
機関砲でも沈められますけど。

私はいくつかウハウハなシナリオを計画してますが、
マシンスペックが足りないので新マシン買ってからやる予定。

 

戻る