メガテンファンは数多くいても、シリーズ全作やり通したといっても、
PC-88版メガテンを知ってる人はほとんどいまい。このゲーム、発売時期がよく分からんのですが、
おそらくファミコンの女神転生より先に出てます。
つまり、女神転生のゲーム化第一弾はこれなのです。
で、このゲームをナムコやアトラスのRPGメガテンと一緒だと思うな。
原作の小説をもとにしたストーリーで、
ここらへんはファミコンの旧約と同じなのですが
ジャンルはアクション。
ナイフ投げの達人、ナカジマが魔王ロキにさらわれたユミコを助けるため、
ハンドベルトコンピュータを身につけて悪魔と戦います。
ちなみに私は説明書を持ってなかったので、
もしかしたら気づいてなかったのかもしれませんが、
このコンピュータ、使ったりできるんですか?
アイテムでコンピュータのマークが出てきたりしてましたが、
取っても何も起こらないし、ストックもされないため捨ておきました。
さて、ゲームを始めるといきなり大広間にナカジマが立っています。
しかも周りは青いスライムだらけでさっそく襲ってきます。
ナカジマの投げるナイフはオート連射なのですが、
このゲームの敵は非常に堅く、
一番弱いこのスライムでさえ数発の攻撃を必要とします。
またこちらが一度体当たり攻撃を受けると
跳ね飛ばされたりせず、そのまま怒涛の勢いでくらいまくるので
一瞬で昇天します。
したがってゲームがスタートしてスライムに囲まれている状態というのは
アウターワールドのゲームスタート時並にすでに大ピンチなのです。
いそいで囲まれている輪を抜け、敵を各個撃破します。
一応経験値が入っているようでレベル上がるみたいです。
あと1000匹ほど倒せば。
ナカジマ君の卓越したナイフさばきでスライムどもを倒しまくり、
ガンガン先に進みます。
すると今度は黒いスライムが出てきます。
攻撃力、防御力、スピード共に青いやつより上で、なかなかの強敵。
さらに進むと、もっと強い黄色のスライムが。
実はこのゲーム、登場する敵の8割がスライムという、
他に類を見ないスライムフェチゲーで、
色の豊富さもドルアーガの塔に匹敵します。
まあ他のザコ敵もいるのですが、
それらのザコ敵にはたいてい勝てないため、
結局スライムとだけ戦うことになります。
また、ある程度進むと色違いのザコ敵が出てきます。
これはディアブロのユニークモンスターのように強まったザコでして、
倒すとアイテム落とすのでとにかく倒さねばなりません。
しかし、こいつがまた堅い。
うまく地形にひっかけてハメましょう。
そうすればこっちが一方的にダメージを与え続けられます。
そして攻撃キーを何か重りをつけて固定し、
30分ほど放置すればその敵は倒せるはずです。
これらの敵と戦うときは食事前か、入浴前にしましょう。
演出面については説明書がないためかさっぱり意味不明でした。
ある程度進むと急にイベントが起こり、
「魔獣ケルベロスはナカジマ達の味方をしたためにロキの制裁を受けた」
とメッセージが表示されます。
これが何を意味するのか全く分かりません。
さらにゲームを進めるとまた表示され、
しかもいつの間にかケルベロスが仲魔になってます。
とりあえず、どこでもセーブできるので激ムズな難易度でも頑張れますが、
ひたすらスライムと戦うゲームなので
月日とともにこのゲームの存在を積極的に忘れてしまいました。
でもなんかまたやりたくなってきたなー。
|