影の伝説といえば、それこそ伝説となった
タイトーの忍者アクションであります。
水の中に潜って地上にいる敵忍者を斬りまくる、
といった卑怯極まりないプレイができる、
まさに忍びの生きる道を再現したゲームなのです。そしてこの影の伝説のシステムを
さらにパワーアップさせたソフトが「不動明王伝」です。
影の伝説ではメインとなる武器は刀と手裏剣です。
手裏剣で遠距離の敵を攻撃し、刀で目の前の敵を斬り伏せます。
さらに刀は敵の刀や手裏剣を弾くこともできます。
また、影の伝説のウリに驚異的なジャンプ力があります。
数十メートルの高さにある木の枝に軽くジャンプするだけで届くという、
恐ろしい身のこなしっぷりを見せてくれます。
これらの点はすべて不動明王伝にも継承されているのです。
敵の骸骨忍者は影の伝説の敵忍者と同じような動きをするので
同じ感覚で戦えます。
さらに木から木へ、柱から柱へと
ジャンプでガンガン進んでいくことも可能なのです。
では何が違うのかというと、
凶悪な難易度とアイテムなんだよコンチクショー!
いきなり怒鳴ってますが、これは怒りではなく、
とてもやり甲斐があるということなので誤解のないように。
まず、最初の主人公の状態はかなりのヘタレです。
刀は異様に短く、敵の手裏剣を弾き返すなんて怖くてできません。
飛び道具もなんか白い団子みたいな弱っちいものなので
あまり当てになりません。
それでも頑張って死にまくりながらボスを倒すと、
主人公の武器が一段階強くなります。
苦労したご褒美に主人公が強くなるのです。
この少しずつ強くなる過程がとても楽しかったりします。
また、プレイヤーを助けるアイテムも登場します。
さすがに刀と飛び道具だけでは難しすぎるのか、
いろいろと役立つアイテムがあります。
例えば、バリアがわりの身代わり人形や、
穴に落ちても救ってくれるなんかの鳥(うろ覚え)や、
強力な炎が撃てるもの(うろ覚え)など、
ほとんどがストックできるので集めまくりましょう。
まあでもあまりアイテムに頼りすぎると面白くありません。
雰囲気的には忍者龍剣伝とかに似てるかもしれません。
あ、忍者龍剣伝知らないですか。じゃあロックマンで。
ああいった、「敵倒して武器取ってさらに強く。
でも難易度高いから簡単には強くなれないよ?」
といったものが好きであれば迷わずやりましょう。
でもやっぱりこのゲームや影の伝説はものすごいジャンプ力と
一瞬で決まる勝負にあると思うのです。
影の伝説はボスを含めて全ての敵が一撃で倒せるという画期的なものでした。
ボスは一撃で倒せるといってもなかなか隙を見せないのです。
不動明王伝ではボスには耐久力がついてしまいましたが、
それでもザコ敵と空中ですれ違うときに
刀で斬りあい、どちらかがそのまま地上に落ちていくといったシーンは
自分のプレイしだいでできるのでカッコよく戦いましょう。
ボス敵でも刀で斬るとダメージでかいので
わざと急接近してガシガシ斬り合うのも良いです。
全然関係ないですが、ラスボスの背景は子供の頃にトラウマとなりました。
どんなのかは見てのお楽しみです。
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