音楽ツクールかなでーる

私はツクールシリーズには何度も騙されてきました。
ゲーマー視点から見ると全く使えない仕様やバグの多さなど、
使い物にならないものばっかりです。
それでも私はツクールシリーズを買ってしまいます。
「今度は絶対イイ感じ?」
という期待を抱かせるアスキーの広告が上手いのか、
ただ単に私がアホなのか。

さて、今回は「音楽ツクールかなでーる」です。
スーファミで唯一といってもいい本格的作曲ツールです。
まあ早速ぶっちゃけますが、なめてますコレ。

まず、音がヘタレ。
これ本当に音楽ツールですかってくらい音ショボいです。
特にドラムがヘタレ。
PCM音源とは思えないペラペラな音です。
唯一ハイハットが聴けるくらい。
FM音源でノイズかましたドラムの方がずっと良いです。
この時点で曲作る気がなくなってしまいますが、
まだまだ悪夢は続きます。

これもひどいのですが、とにかくインターフェイスがクソ。
楽譜入力で一つ一つ音符をはめこんでいくのはいいんです。
しかし、音符をいちいちメニューから選ばせるのはどうか。
ショートカットボタンくらい用意せよ。
半音の入力とかやる気起きません
(音符の種類を選んで半音記号を選び、
楽譜の上に持っていって音符を起き、今度は半音を解除する)。

次の悪夢はこれだ!
セーブがやけに長い。
まるでフロッピーにセーブしてるようです。
一人前のシンセサイザーをシミュレートしてるかのよう。
あと、セーブできるサイズが少なすぎ。
まともな曲(作れないけど)を1曲作ったらもう容量満タン。
次の曲作ろうと思ったら削除するしかありません。
曲データのサイズなんかたいしたことないでしょうに、
なんでそんなに保存できないのか。

別売のメモリーカードを買えば8曲セーブできます。
もちろんこれも買ってしまいましたよ。クソッ。
5000円もしてたった8曲というのも腹立ちますが。
ちなみにかなでーる本体は発売日に定価で買ってます。

あとはコントロール設定がまったくできないのですよコラア!
大体、音の定位の設定が固定とはどういうことか。
パートごとに固定なので曲中にパンを動かせません。
さらに音色の変更もできません。
拍子の変更もできません。
テンポの変更もできません。
最低でも音色の変更ぐらいはできるべきでは?
少ない発音数ではそこらへんのやりくりが腕の見せ所なのに、
そんな隙さえも与えないところがツクールシリーズ。

実はシューティングゲーム作成ツールのデザエモンの方が
ずっと良い出来だったりします。
こちらはBGM作成ということで最大16小節で発音数は2音しかありませんが、
コードは指定してやることで様々なパターンが使えますし、
発音数も2音とはいえ、音ごとに別の音色が使えるので
1パートで数パート分働かせることができます。
音質も素晴らしく、エレキギターやパイプオルガンがまるでMIDI音源並です。

下手するとかなでーるはマリオペイントにも負けてるかもしれません。
ウッホホホッホ、ヤッホッホ!(例のアレ)

 

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