マックスペイン

愛する妻と子供を麻薬ジャンキーに殺されたことから
単身で巨大な犯罪組織に立ち向かい、片っ端から悪人を射殺しまくるという
漢気溢れるFPSです。

FPSとはまあ3Dシューティングみたいなもんですな。
人対人で撃ち合うみたいな感じ？
私もよく分かってませんが、FPSって言うとモテるらしいです。

普通FPSは対戦がメインですが、MAX PAYNEは一人用のためにあります。
復讐のために自分の人生を捨てて戦う男の生き様を描いたストーリーは
漢なら萌えること間違いなしです。

ただしこのゲーム、片っ端から敵を撃ちまくるといっても
マシンガンとかで適当に撃ってればいいような
撃ちまくりゲーの部類ではありません。
はっきり言いまして、めちゃ難易度高いです。
ちんたらやってるとすぐに撃たれて氏にます。
主人公は生身の人間なのです。普通の警察官なのです。
当たり所が悪ければ銃弾1発で瀕死になったりします。

敵はかなり頭が良く、止まったままぼーっとするなんてことはありません。
左右に揺れながら後ずさりして撃ってきたり、
形勢が不利になると隣の部屋に逃げて体勢を整えたり、
ドア越しに銃を構えて待ち伏せしてたり、
物陰から手榴弾を投げてきたり、
油断してると一人も殺せないうちにこちらが鬱氏します。

これらの強敵達にどうやって立ち向かえばいいかというと
それはもう自分の腕のみです。

敵との撃ち合いになったら物陰に隠れ、
敵が弾を撃ち尽くしてリロードしている隙にこちらが攻撃するのです。
敵と至近距離で出会ってしまったら横転や後転で敵の弾丸をそらして反撃します。
また、できるだけ1対1で戦うようにします。
複数を同時に相手にしてしまうと勝率は低いです。

それでも勝てそうにないときは必殺技のバレットタイムがあります。
これは時間の動きを遅くする技です。
時間には制限がありますが、これを使うことで照準が容易になります。
バレットタイム使用中は敵もこちらも非常に遅い動きになりますが、
照準だけは普通に動くのです。
したがって使い方をしては物陰からバレットタイムを使って
横っ飛びで飛び出し狙いをつけて
連射連射連射このクソ野郎ども血ヘドぶちまけてくたばりやがれオラア！
とやってしまえば時間が戻ったときには
相手は血塗れで動かなくなっていることでしょう。

ただ、バレットタイムはあくまでも時間の流れを遅くするものです。
無敵になるものではありません。
例えば敵に撃たれてからバレットタイム使っても
氏ぬのがちょっと遅くなるだけです。
大事なのは危険をあらかじめ予測しておくことです。

武器やアイテムの使い分けも重要ですな。
例えば手榴弾や火炎瓶は部屋に敵が複数篭っているときに使えます。
普通にドアを開けたら蜂の巣にされてしまいますが、
ドアを開けていったん隠れ、さらにドアが閉まる前に
手榴弾や火炎瓶を一発投げ込めば、
閉じられたドアの向こうから爆発音と絶叫の美しいまでの和音を聞くことができます。
火炎瓶の場合は爆発してからいろいろと敵の踊りが拝めますので
それを見学するのもいいでしょう。

アイテムは鎮痛剤くらいしかありません。
これは受けたダメージを回復するものですが、
なんというか、鎮痛剤で回復するってのが生々しいです。
それってダメージを回復してるんじゃなくて、
なかったことにしてるんじゃないの？　とか思ってしまいます。
でも氏ななければいいのです。
たくさん投与しましょう。

というわけで他のFPSとはかなり毛色が違っていますが、
敵の弾丸をくぐり抜け、正確に敵に弾丸をブチ込んで殺しまくることができれば
かなりなチャラいプレイとなります。
周りから見てもものすごくカッコイイプレイとなるでしょう。

ただ、私にとっての一番の敵は3D酔いでした。
私はこのゲーム10分持ちません。
ぐるぐると移動するので思いっきり吐けます。
グラフィックがリヤルなだけに酔いも早いです。

あと、夢のシーンで赤ん坊の泣き声や悲鳴がひたすら聞こえる暗い道を
延々と歩かせるのは勘弁してほしいです。あれ怖すぎです。
私はあれで泣きました。あそこだけホラーゲームになってます。