コーエーの英傑伝シリーズの最高傑作。
三国志の曹操を主人公とした一大大河大作です。
私はもうちょっと日本語を勉強したほうがいいと思います。いきなりですがWindowsではターン型SRPGのゲームは
あまりパッとしたものがありませんね。
大戦略くらいでしょうか。
でもアレはルールが複雑ですし、
なにしろファイアーエムブレムのようなストーリー重視ではないため、
漢オンリーの鉄ゲーとなっています。
まあ大戦略についてはまたの話にして、今回はこの曹操伝。
これはFEに匹敵する萌えゲーなのです。
コーエーの歴史シミュレーション、しかも三国志といえば
それはもう格式の高い、大人のゲームって感じでした。そうなのか?
優雅な音楽に美しい絵、そして開墾開墾開墾開墾戦争開墾戦争戦争など、
完成されたシステムで大きな人気を得ています。
したがって三国志シリーズは
このようなストイックな雰囲気路線で続くのかと思いきや、
よく見たら脱線してるやつがいました。
それが曹操伝なのです。
ゲームとしては素晴らしい出来です。さすがコーエー。
私個人としてはFEよりも面白いと思います。
ではどこが脱線してるか、と、その話はあとにして、
まずゲーム部分から見ていきましょう。
ゲームのルールは先ほど述べたようにターン制であれこれなのですが、
勝利条件が面白いです。
普通なら敵の全滅とか城を奪うとか、最初から決まってますが、
このゲームではまずいくつかの戦術から選ぶ面が多く、
それによってゲームの展開が全く異なります。
さらに、ターン数の経過や戦況の変化で勝利条件がコロコロ変わるのです。
例えば、本陣を直接攻撃する、食料庫を狙う、守りに徹するなどの
項目から選択し、その達成を目指して戦っていると
敵の援軍が現れたり、敵が浮き足立ったりします。
すると曹操は軍師の進言などで作戦目的を変更します。
進撃、退却、伏兵など、これもプレイヤーが選択するのです。
このため、最後まで気が抜けない戦いになり、
SRPGによくある最後の詰めの部分は勝てると分かってるので
ダルダルになるといったことがありません。
最後の最後でびっくりするような罠があったりします。
このように、ゲームとしてはオモシロオモシロなのです。
ではイカれてるのは何かといいますと、キャラクターやストーリーです。
まずキャラクターについては喋り方がかなりアレです。いろいろ抜粋すると、
ジュンイク「まあ、殿ったら、ホホホホホホホ」
ガクシン「あらよっとう!」
バショク「あーめんどくせえ、この俺様にこんなことをさせるなんて
コウメイのおっさんときたら」
テイイク「おーらおらおらおら!」
シュウユ「おお美しい、真紅に染まるこの赤壁に我が身を捧げよう。
なんと素晴らしき運命よ。曹操の苦痛が我が快楽となる。」
と、ほとんどが意味不明。とてもコーエーとは信じられません。
しかし、キャラクターが立っていて結構楽しめます。
三国志シリーズであまり活躍しなかった武将も
ここぞとばかりに暴れるので萌え要素強いです。
ストーリーは普通にプレイしていれば、曹操が勝ちまくる痛快な話なんですが、
ある条件を満たすと隠しシナリオに入ります。これがイッてる。
孔明「ついに私が4000年の眠りから復活するときが来た。」
いきなりこんなセリフが。
孔明「とりあえず、ホウトウを殺しておくか。あいつは邪魔だ。
ラクホウハで始末することにしよう。」
といった感じなのです。このストーリー、めっちゃ面白いので
ぜひともプレイしてみてください。
あまり書くとネタバレになるので最後にこのシナリオに出てくる
いくつかのセリフを書いて終わりにしたいと思います。
劉備「関羽よ、曹操の元へ行け。私と張飛の恨みを晴らしてくれ。」
曹操「あの祭壇は何だ?」
司馬懿「まずい! 孔明の野望を早く止めねば世界が破滅してしまう!」
関羽「孔明! 貴様をこの手で必ず殺してやる!」
曹操「な、なんだこれは! 木の人形が襲ってくる!」
司馬懿「どうやら五丈原の地下に巨大な迷宮があるようです。」
孔明「蘇れ! 孫堅、孫策、孫権よ!」
曹操「こ、この邪悪な気配は………、まさか………。」
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